平成31年度 山口県公立高校 入試倍率 萩
先日、山口県公立高校の志願者数が発表になりました。
萩高校は普通科の定員が、ここ3年で120名から110名、100名(推薦10名含む)と20名減っているのですが、普通科の一般入試の定員に90名に対して志願者が80名と10名も定員割れしています。
4〜5年前は120名の定員に対して、127名、133名と何とか倍率が1倍を越えていたのですが、平成28年度の入試では120名の定員に対して93名と30名近くも定員割れしてしまってから、定員削減しても定員割れするという状況になっています。
そして、今まで萩高校が定員割れしていても必ず倍率1倍を越えていた萩商工が電気•建築を除き3学科で定員割れしています。
(ブログ内で触れている高校で定員割れの学科を緑のライン、倍率が1倍以上の学科を黄色のラインにしております)
大津緑洋の普通科も定員割れしていますので、県北部の高校は軒並み定員割れでほぼ競争のない状態になっています。
少子化の影響があるのも間違いないのですが…
一方、下関地区は下関西や下関南などが1倍越え、防府高校や山口高校、山口中央、西京などがある県中央部は、分校以外は全ての高校が倍率1倍越え、宇部地区も宇部や宇部南が1倍越えと、ちゃんと競争が成り立つ倍率になっています。
倍率が1倍以上であれば、生徒は合格するために努力し勉強しますし、その気持ちが高校入学後やその後の進路を選ぶ際にも経験として活きてくると思われますが、定員割れしていれば余程のことが無い限り合格してしまう為、入試が越えるべきハードルにはならずせっかく能力があってもそれを高める努力を怠りがちになってしまうのを心配しています。
玉磨かざれば光なし
周りの環境に左右される事なく、能力を高めていくのが理想なのでしょうが人間はそんな立派にできていません。
やはり人と比べて自分はどの位出来ているかを確認する傾向があります。定員割れする地域であればそのまま合格出来てしまう現状に満足してしまうおそれがあり、先のことを考えると却って安心できないように思います。
萩地区の大学進学を考えている生徒さんは、視野を広く持ち学内の成績ではなく模試などで自分のレベルを客観的に判断しながら勉強していってほしいと思います。
萩市の学習塾〜樂力塾
2019年度生徒募集とクラス日程
2019年〜平成31年度の樂力塾のクラス日程を書いておきます。
今年度は新中学1年生クラスはありません。
講師とクラスの日程の都合で新高校1年生クラスのみが新入年のクラスとなります。新高校1年生クラスは県立高校の合格発表の後、3月末〜春休み中で高校準備の数学講座を行ないます。日時等の調整が必要となりますのでご希望の方はお問い合わせください。
また、新中2•中3クラスと新高2•高3クラスは途中入塾も可能です。ただし中学生の途中入塾生は主に萩高校を志望する成績が平均以上の生徒さんを対象といたします。
中学クラス〜定員11名
新中2クラス 数学(火) 19:30〜21:30
新中3クラス 英語(月) 数学(金) 19:30〜21:50 (入試に向け授業時間を9:50に延長)
2年生は平均点以下の生徒さんは夏休み等に講習を行う場合がございます。
3年生の講習は基本的に全員参加になります。 また3年生は年に2〜4回は山口県模試を受験し入試レベルの問題の達成度を確認していきます
高校生クラス〜定員9名 高校クラスはどのクラスも途中入塾可能です。
新1年生 英語(金or土) 数学(金or土) 金 17:30〜19:20 土 15:30〜17:30
高校1年生は英語と数学の曜日は生徒さんの希望を聞いて調整いたします
新2年生 英語(火)17:30〜19:20 数学(土) 13:00〜15:00
新3年生 英語(土)18:30~20:00 数学(土)20:10~21:40
高校3年クラスは在校生の都合で土曜日に2教科行います。授業時間も短めになりお月謝も1教科¥7000、2教科で¥12000となります。
高校クラスでは普段は学校使用の教科書・副教材・学校の週末課題などを題材にしての授業です。
模試の前には模試レベルの問題を確認、模試の後の授業では一部を採点解説します。 テスト週間・テスト中には追加授業で授業数を増やしテスト対策を行っております。
(過去の中学生の模試実施時の様子)
以下に樂力塾ホームページのURLを記しておきます。ご参考やお問いあわせの際にご利用ください。
月謝等の情報 http://www.gakuryokujuku.com/p3-fee/index.html
平成30年度山口県公立高校入試〜新中3生に問う高校への勉強の意識
本日の高校入試について数学は例年通りと言える内容でしたが英語は自分の記憶がある平成13年以降で初めて大きな問題の変更があったと言える入試になりました。(平成25年から大問5の選択問題がなくなりましたが配点/構成は同じでした)
今までは
問1 リスニング 13点
問2 日本文化と外国文化を比較した英文読解 7点
問3 表やグラフを参考にした英文読解 10点
問4 長文読解(困難を乗り越えたり協力し合うようないい話)15点
問5 会話表現 5点
今年は
問2 文法(語形変化) 6点
問3 表やグラフを参考にした英文読解 12点
問4 長文読解 14点
問5 短文読解〜メモを参考に英文を完成させる 5点
と変化していました。
今まで文法を単独で質問する問題がありませんでしたので、塾での授業時に中学のまとめで3年生に文法指導を行うにしても結局は長文読解ができないと点が取れないという部分がありましたが、今年からは文法指導はしっかりと点につながる為、生徒の文法の勉強に対するモチベーションが上がることを期待しています。
結局は文法が分からないと高校の長文は読解できない為、文法の簡単な中学からしっかり文法の獲得を目指した方が良いと思います。(現在は文法よりコミュニケーションの為の英語が全盛ですが、そのうちコミュニケーションの為には文法も大切であると認識されるようになるはずです。)
この辺りのコミュニケーション能力重視か文法重視かはその後の進路やどういう目的で英語を学ぶかで変わってきますので一概に言えませんが、外国で生活/仕事をしないのであれば文法重視でしっかり読解できるようにしておく事で事足りると思われます。
私が思う英語でのコミュニケーション能力重視のゴールは文法をしっかり獲得した上でほぼ瞬時に相手の英語での会話を理解し自分の話したい事を英語で瞬時に返すというもので、これは学生にとってはとてつもないレベルであって、文法/単語の知識がある程度しっかりしている状態でかなりの量の英会話をこなさないと達成できないと思っています。当然ネイティブスピーカーは起きているときは全て英語で会話し思考します1週間で100時間程度は英語漬けです。日本人の学生でいくら英語が好きでもそこまで行うことはできません。(留学する以外では実現は難しい)
学校でのコミュニケーション能力重視の指導の為には前提としてかなりの英語の学力が必要ですがそこまでたどり着くのは実際生徒の1割いないのではないでしょうか。
さて問2の変更によって問4の英文の内容も今までの問2で行っていた日本文化をテーマに持ってきているようです。今回は和紙のランプシェードの話でした。
中学生にとって英文読解というのは非常に大変な部分です。
定期テストでは、英語のテストの範囲はあらかじめ1ヶ月〜2ヶ月勉強したところから出題されるので、問われる文法、単語、教科書本文の内容をわかった上でテストを行うわけです。
これってもう英語のテストではないですよね?
真面目に勉強して内容を覚えるだけのことです〜たまたまその質問の内容が英語だというだけで、英語の実力をテストするのとは少し違っています。
どうでしょうか?もし定期テストと比べて習熟度テストで大きく点を落とすようだったら本当の英語の勉強や入試対策が出来ていないことになります。当塾では3年生には入試に向けた模試を年4回行い入試のレベルや内容を感じてもらっています。それを知らないで勉強しても全く意味がありません。
※当塾で行っている模試の冊子の一部です
定期テストで450〜460点 東中で10番以内を取っている子は習熟度テストで200点ピッタリくらいです。この時点で定期テストよりは500点満点換算にして50〜60点の点を落としていますが、当塾で行う模試では160〜170点、500点換算にして120〜130点定期テストより点を落としています。要するにそれだけ入試のレベルの模試が難しいのです。習熟度テストより2割点が落ちると思ってください。勘違いされている方が多いと思うので書いておきますが
習熟度テストは入試レベルではありません!
入試はもう一つ上のレベルです! そこを練習しておかないと学校でどんな良い成績であっても入試で失敗することも起こり得ます。もちろん萩高校は定員割れ、萩商工も倍率0.9〜1.3倍ですのでそれほど心配しなくても大丈夫なのですが、中学できちんと勉強の内容を身につけておかないと高校で困ったことにもなりかねません。
先ほどの定期テスト450〜460点で東中10番以内の子で山口高校を模試で志望するとC判定〜合否ギリギリラインと判定されます!(合格はするでしょうが合格者の中では下位3分の1位の位置です)
※東中10番以内の生徒の模試の成績表です。
東中10番、西中5番レベルは山口高校の合格ギリギリラインです!萩では競争がないので分からないでしょうが、お隣の山口市では定期テスト450点レベルの子が山口高校に合格できるかどうかで必死に勉強しています。萩市は少しのんびりしすぎてませんか?中学で成績が良くても高校で内容についていけますか?大学受験は全国区で勝負です。
例年の経験より定期テスト380点以上で東中65番、西中40番くらいなら萩校に合格してしまいます。ここ2年は定員割れしていますので、もう少し成績が悪くても合格は出来るでしょう。
ただ萩高校に入学後勉強についていく為には定期テストで430点は最低欲しいところです。これはどうしようもしがたい事実なので書いておきます。380点くらいの子が萩高校に入ると絶対についていけません!かわいそうなくらい高校での学習が困難になります。無理して入らない方が良いと思います。もし目指すのであれば定期テストでまず430点くらいは取れるようにしておきましょう!
なぜそう言うのか?中学で380点を430点に上げる方が高校の授業についていくより簡単だからです。その点数を上げられないようだったら萩高校の授業にはついていけません、欠点ギリギリで定期テスト30〜40点代の高校生活になります。中学時代は真ん中より上だった成績の子がそうなるのは見たくありませんが、毎年このような事が起きています。萩高校を目指す子は中学でもう少ししっかり勉強しておくこと、定期テストも大切ですがもう少し上のレベルの問題を行って力をつけておかなくてはいけないのです。
来年入試を受ける2年生にはこのことをよく知って努力しておいて欲しいと思います。
2018年度 新年度生徒募集
2018年〜平成30年度の樂力塾のクラス日程を書いておきます。
新中学1年生クラスは中学3年生の入試の終わった3/7(水)より開始いたします。
中学クラス〜定員11名
新中1クラス 英語(水) 数学(土) 19:30〜21:30 (3月中は9:00終了)
新中2クラス 英語(金) 数学(月) 19:30〜21:30
新中3クラス 英語(火) 数学(木) 19:30〜21:50 (入試に向け授業時間を9:50に延長)
1〜2年生は平均点以下の生徒さんは夏休み等に講習を行う場合がございます。
3年生の講習は基本的に全員参加になります。 また3年生は年に2〜4回は山口県模試を受験し入試レベルの問題の達成度を確認していきます
高校生クラス〜定員9名
新1年生 英語(未定) 数学(未定) 火・金 17:30〜19:20 土15:10〜17:00の うちの2日で調整します
新2年生 数学(土) 17:10〜19:00
新3年生 英語(月)数学(水)17:30~19:20 ご希望や必要に応じて土曜日等に別授業で対応いたします。
高校クラスでは普段は学校使用の教科書・副教材・学校の週末課題などを題材にしての授業です。
模試の前には模試レベルの問題を確認、模試の後の授業では一部を採点解説します。 テスト週間・テスト中には追加授業で授業数を増やしテスト対策を行っております。
2018 高校入試倍率
公立高校の志願登録者数が発表になっています。
この数字・倍率をもとに、もう一度志望校を選び直し来週には第一次募集入学志願者数が発表になります
萩地区の公立高校、萩商工は機械・土木は定員割れ、そして萩高の普通科は定員110人に対して志願者96人というトンデモナイ数字に...
ここ数年萩地区では定員割れをする公立高校の学科が出始めています。
※黄色い部分が定員割れの部分です
同じような状況が起きていますので以下は以前書いた文を今年に合わせて手直し・加筆してあります。
このままいけば、当日試験さえ受ければ合格濃厚となりそうですが、この数字を見て諦めて志望校を商工にしていた子が萩高に変えてきたりする事が考えられます。
もちろん、倍率が低いから良かったね とは、手放しで喜べない状況です。
特に東中で45番、西中で30番以降で萩高校志望の子にとって萩高校は入ってからの方がずいぶん難しいので、受験勉強の厳しい状況下で勉強する経験を経てないと入学後さっそく1学期で授業についていけないという事になってしまいます。
これは本人は高校に入ってから気がつくので、誰かがしっかりと高校の様子を説明しながら導いてあげなくていけません。
萩高校志望者は大学進学を考えていると思いますが、倍率が低く競争の無い高校入試で安心するようでは、大学入試やその後の就職活動の倍率を乗り越える事は出来ないように思います。
萩高志望者は受かって当り前でギリギリ合格するようではいけません。
その先の高校の内容を入試後からすぐに取りかかるぐらいの気持ちが大切です。多分、自己流だとそこでつまずいてしまいます。高校内容をアドバイスしながら学習内容を誘導していく必要が有ります。もちろん高校生はある程度は自主性が大切ですが、高校3年間のどこがポイントなのか学習内容やペース配分を進路にあわせてプラン出来る存在が必要です。
ウチの生徒でもこちらが繰り返し行なう部分をあまり大切に感じていない生徒もおります。
生徒はまだ知らない高校3年冬のセンター試験時に現在学習中の内容がどのくらい大切になるのか、こちらは分かっているのでポイントを繰り返し行なっております。
繰り返しの大切さは本人が3年生の夏以降にセンター模試などで自分の友人たちと成績を比べた時に1〜2年の頃は同じ位の成績だった友人に3年で差をつけた か 差を付けられた かで気付く事が出来ます。
でも3年生の夏に差を付けられていた方だったら少し手遅れですよね(最後まで諦めてはいけませんが...)
全員がガリ勉である必要はないのかもしれませんが萩高生の勉強の意識は低いと言わざるを得ません。
何をしに萩高校に入学したのか?特別な場合を除いて勉強・進学が目的なはずですが、そういった気持ちが見えない子が多いように思います。
中学のときは簡単に受かると思っていて、実際簡単に受かった萩高校が入学した途端に勉強の内容が難しくて意欲を失ってしまうというパターンにならないように、しっかりと勉強して勉強の習慣をつけて高校に入学して欲しいと思っております。
※定員割れ〜志望者が少ないのは2年前の入試から全県学区になった事で上位層が山口高校などを志望しているのかもしれません。東中20番、西中15番くらいなら授業についていけない危険性のある山口高校に行くよりも、ある程度上位に食い込める萩高校に進学した方が3年間学習意欲を維持する事が出来て良いと私見では思います。320人の山口高校のうち150〜180人が国公立に合格します。150人の萩高校は50〜60人が国公立合格します。900点満点のセンター試験も学校平均で約100点差が有るくらいレベルが違います。
ちょうど東中20番、西中15番位が萩高校なら50番位の国公立大のラインといえます。山口高校なら上手くいけば140番くらい、授業の内容や周りの生徒の凄さに意欲を失えばどんどん失速する危険がありますので、よく考えないといけない部分です。
中学での勉強の仕方で高校で伸び悩むタイプなのか高校で何とかついていくタイプかを見極めて、進路を決めないと入ってから取り返しがつきません。(中学の成績だけでは判断出来ない部分もあるので、保護者の方はよく本人の資質を見て決めないといけません。指導者は見ていてある程度分かりますが、学校の先生はハッキリは言ってくれません。)
高校で伸びるという子は普通は稀なので考慮に入れていません。たとえ高校で成績が上がったとしても他の子たちが脱落していき結果として相対的に成績が上がって見えるだけで、中学のときのように定期テストで80点90点以上を取るのは実際クラス1〜2名程度でなかなか難しいものです。
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