この3月24日より12年間お世話になった田町商店街の教室を萩市江向116−2に移転いたしました。
自宅リビングを使用しての授業となりますが広さも以前の教室の8割程度はあり8名までの授業が可能です。
昨年度は他の地域での指導や高校の非常勤講師などの仕事の為、新入生は募集しておりませんでしたが今年度は、新中学生1年数学クラスを募集いたします。
新中学生1年数学クラス 午後19時30分〜21時30分(月曜日もしくは金曜日)
※現在数名の入塾希望者がおられますので、その方達の希望を聞いて曜日を決定いたします。
新中学1年生の英語クラスや新高校1年生の数学クラスに関しましては、入塾希望の方が複数名おられれば開講いたします。
なお、開講中のクラスに途中入塾も可能です。 メール gaku_ryoku@ybb.ne.jp にお問い合わせいただくか、永井個人の携帯 090−7132−7211 にご連絡ください。(携帯は出られない時間帯がございます。)
現在開講中のクラス
新中学3年 数学クラス 火曜日19時30分〜21時30分
新高校2年 数学クラス 土曜日16時00分〜18時00分
新高校3年 数学クラス 土曜日13時00分〜15時00分
新高校3年 英語クラス 火曜日17時30分〜19時20分
※土曜日のクラスはある程度、時間の自由が効きますのでお問い合わせください。
江向116−2の 教室(自宅)の外観です
まだ引っ越し作業の途中のため少し散らかっています。
自宅での初の授業となった、3月24日新高校3年生クラスの休憩時の様子です。
]]>山口県公立高校入試も終わり、この4月から3年生となる中学生2年生の学習達成度が気になるところです。
今週の英語の授業では当塾で受験してもらっている、山口県一斉模試の過去問を行い現在の力の確認を行いました。
とにかく英語の模試や入試対策と言うのは長文読解が難所で、普段定期テストで良い点を取っている子も英文を読み慣れていないと読解できずに点が取れない事が多いのです。
何故か?
それは、普段の定期テストでは1ヶ月から2ヶ月の間、授業で習った事を対象にテスト問題が作られるので、出てくる単語、知っておくべき文法事項、テキストの本文の内容、どの辺りがテストに出るか、等がテストを受ける前に事前に分かっています。そして、その範囲のみをしっかり繰り返し学習すれば、英語自体の理解度は高くなくともある程度の点は取れてしまいます。
習熟度テストや模試で点数を落としてしまうタイプの生徒さんはこういった勉強法に偏っていると考える事ができます。もちろん学校の勉強は基礎の部分でとても大切ですが基礎を学んだ上である程度自由に英文が理解出来るような練習や学習を行っていないと高校入試や高校入学後のつまずきの原因にもなってしまいます。
これは生徒さん自身では気づきにくいところなので、過去問を解かせる事で自分の思っている英語の実力と本当の英語力に差がある事を知ってもらおうと行いました。
結果はどうだったかというと…
6名の生徒全員が70点以上、うち2名が80点以上でした!
定期テストの点に慣れているとすごい点数に思えませんが過去の生徒さんや受験者全員のデータから確認すると山口県の平均点は50点台後半(通塾生対象の模試なので通塾していない生徒も考慮すると実質の平均は40点台くらいになると思われます)
過去の萩高合格者でもこのテストで50点代という子もおります。(多くは60点代以上ですが…)
驚きだったのはクラス全員が70点のラインを超えていた事です。よく出来る子がいる学年も過去にはありましたが、こんなにバランスよくクラス全体が良い点だったのは初めてではないかと思います。
模試の難しさを知りショックを受けてもらうために行ったテストでこちらが、いい意味で逆にショックを受けてしまいました!
ふだん読解力の養成を意識して授業は行って参りましたが、学校の教科書内容や定期テスト対策も行うなかで読解の指導時間に関してはまだまだ充分だとは言えない部分もありましたが、生徒たちの結果を見て成果は出ているのだと感じる事ができました。
今後さらに力を伸ばせるように、定期テストが差し迫ってない間は入試対策や長文読解の部分を意識して増やしておこうと思います。
萩市の学習塾 樂力塾(ガクリョクジュク)
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萩高校は普通科の定員が、ここ3年で120名から110名、100名(推薦10名含む)と20名減っているのですが、普通科の一般入試の定員に90名に対して志願者が80名と10名も定員割れしています。
4〜5年前は120名の定員に対して、127名、133名と何とか倍率が1倍を越えていたのですが、平成28年度の入試では120名の定員に対して93名と30名近くも定員割れしてしまってから、定員削減しても定員割れするという状況になっています。
そして、今まで萩高校が定員割れしていても必ず倍率1倍を越えていた萩商工が電気•建築を除き3学科で定員割れしています。
(ブログ内で触れている高校で定員割れの学科を緑のライン、倍率が1倍以上の学科を黄色のラインにしております)
大津緑洋の普通科も定員割れしていますので、県北部の高校は軒並み定員割れでほぼ競争のない状態になっています。
少子化の影響があるのも間違いないのですが…
一方、下関地区は下関西や下関南などが1倍越え、防府高校や山口高校、山口中央、西京などがある県中央部は、分校以外は全ての高校が倍率1倍越え、宇部地区も宇部や宇部南が1倍越えと、ちゃんと競争が成り立つ倍率になっています。
倍率が1倍以上であれば、生徒は合格するために努力し勉強しますし、その気持ちが高校入学後やその後の進路を選ぶ際にも経験として活きてくると思われますが、定員割れしていれば余程のことが無い限り合格してしまう為、入試が越えるべきハードルにはならずせっかく能力があってもそれを高める努力を怠りがちになってしまうのを心配しています。
玉磨かざれば光なし
周りの環境に左右される事なく、能力を高めていくのが理想なのでしょうが人間はそんな立派にできていません。
やはり人と比べて自分はどの位出来ているかを確認する傾向があります。定員割れする地域であればそのまま合格出来てしまう現状に満足してしまうおそれがあり、先のことを考えると却って安心できないように思います。
萩地区の大学進学を考えている生徒さんは、視野を広く持ち学内の成績ではなく模試などで自分のレベルを客観的に判断しながら勉強していってほしいと思います。
萩市の学習塾〜樂力塾
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今年度は新中学1年生クラスはありません。
講師とクラスの日程の都合で新高校1年生クラスのみが新入年のクラスとなります。新高校1年生クラスは県立高校の合格発表の後、3月末〜春休み中で高校準備の数学講座を行ないます。日時等の調整が必要となりますのでご希望の方はお問い合わせください。
また、新中2•中3クラスと新高2•高3クラスは途中入塾も可能です。ただし中学生の途中入塾生は主に萩高校を志望する成績が平均以上の生徒さんを対象といたします。
中学クラス〜定員11名
新中2クラス 数学(火) 19:30〜21:30
新中3クラス 英語(月) 数学(金) 19:30〜21:50 (入試に向け授業時間を9:50に延長)
2年生は平均点以下の生徒さんは夏休み等に講習を行う場合がございます。
3年生の講習は基本的に全員参加になります。 また3年生は年に2〜4回は山口県模試を受験し入試レベルの問題の達成度を確認していきます
高校生クラス〜定員9名 高校クラスはどのクラスも途中入塾可能です。
新1年生 英語(金or土) 数学(金or土) 金 17:30〜19:20 土 15:30〜17:30
高校1年生は英語と数学の曜日は生徒さんの希望を聞いて調整いたします
新2年生 英語(火)17:30〜19:20 数学(土) 13:00〜15:00
新3年生 英語(土)18:30~20:00 数学(土)20:10~21:40
高校3年クラスは在校生の都合で土曜日に2教科行います。授業時間も短めになりお月謝も1教科¥7000、2教科で¥12000となります。
高校クラスでは普段は学校使用の教科書・副教材・学校の週末課題などを題材にしての授業です。
模試の前には模試レベルの問題を確認、模試の後の授業では一部を採点解説します。 テスト週間・テスト中には追加授業で授業数を増やしテスト対策を行っております。
(過去の中学生の模試実施時の様子)
以下に樂力塾ホームページのURLを記しておきます。ご参考やお問いあわせの際にご利用ください。
月謝等の情報 http://www.gakuryokujuku.com/p3-fee/index.html
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毎年、通年で起きるイベントは決まっているので最近は特にブログに投稿するでもなく日々の業務を行なっておりました。
どうしても、萩市の現状を嘆くような内容になってしまうので控えていた部分もあるのですが、今日のテスト対策で感じたことがあり記しておきます。
東中/西中は来週が期末テストで今週はテストに向けてまとめの時期になり、当塾での授業も小テストの実施と解説にほとんどの時間を費やします。
うちで使っている教材は教科書準拠の標準レベルの物でバランスよく基礎から標準問題まで配置してあります。
決して難しいレベルに分類されるテキストではありません。
そこでの確認テストの結果が思ったほど芳しくなく、解説しながら生徒達の反応を見て気づいたことがあります。結局学校で簡単な内容の授業を表面だけわかったような気になって、理解が出来ていない部分が多いのだなと再確認しました。
今日の数学クラス、学校の成績でいうと結構良い方の生徒でも少し質問のされ方が変っただけで出来なくなっていたり、塾での指導で必ずこのように式を立てて解くようにと指導した部分も式を立てずに暗算で解いてミスが出ていたりしました。
これは、萩の学校でやっている事が簡単すぎてある程度出来る子にとっては、しっかり式を書かなくても解けてしまうので塾でしっかり書くよう指導していても、結局楽な方に流れ式を書く習慣が身についてない事がミスの一つの原因であるのではないかと感じました。
また問題の意図が分からないと解けないもの(用語の定義やその式が何を表しているのかを理解しておかないと解けないもの)が計算自体は簡単なのにどうしていいか分からない生徒(学校の成績は上位20%以内の生徒)がいたのも気になりました。
そのぐらいの成績の生徒でも結局何も考えずに計算して出た数値を解答に書いているだけなのか、と思うと普段の当塾で問題や式の意味を考え正面からだけでなく違った角度から考えたり説明している事が何も役に立っていないように思え悲しいような腹立たしいような気持ちになりました。
しかし学校でそのような事を考えなくてもいいような問題ばかりやっていると思考が麻痺して来るのかな、とも思いました。
試験範囲の反比例の問題に歯車の問題があります。解ける子は少なかったですが6〜7年前は学校の授業でも行いテストでも出ていた問題です。それが4〜5年前には授業では行うが難しいのでテストには出ないようになり、現在は授業で触れられる事がほとんど無くなったと生徒から聞いています。出来ないから出さないのでしょうがやらない限り出来るようにはなりません。教科書準拠のワークでも取り上げられている問題なのですが…
歯車が身近にないので仕組みがピンとこない子も多かったので自転車のペダルを漕ぐ力がチェーンを通してタイヤを回転させている事を自転車を教室に入れて実際に見せたり、歯車の回っている様子、回転数が歯車の大きさによって違い変換されていく様子をYoutubeなどで見せて、ホワイトボードで図解し反比例の関係がある事を理解させました。
しかし、こういった仕組みを理解して問題を考える事が学校ではほとんど無いため結局は身につかず3年時の入試対策で応用問題(入試問題としては標準レベルの問題でも経験の浅い萩の生徒には難しく応用問題に思えてしまう事があります)に全く手が出ない事態になってしまうのが萩の現状です。
当塾で使用している教科書準拠の標準レベルのテキストですら萩の生徒には難しく感じ、見た事がなく・やった事がないタイプの問題があると生徒から良く聞きます。これではいけないように思います。
普段から塾だけでなく、もう少し考えさせる問題に触れる機会を増やさないといけないと感じた今日のテスト対策でした。
]]>また、本日から新高校1年生の高校準備講習が開始いたしました。
数1の展開の問題をひと通り行い、因数分解のたすき掛けまでを解説し復習部分を宿題として、次回からは本格的に因数分解に入ります。新高校1年生は前もって準備して中間テストでいい点を取ってもらおうと思っています。最初に取った点数がその後3年間の自分の基準になりますので少し無理をさせてでも80点以上は取らせたいと思います。平均点は60点程度ですので80点というとクラス6〜7番以内、学年でも30番程度にはなると思います。これは東中で12番、西中で8番くらいになります、そう考えると意外と難しそうですがここ数年は毎年80〜90点台を取る子がいます。もちろん本人の努力が大切ですが、ポイントを押さえて指導していくことで1学期はなんとか良い成績を維持することができます。2学期からは二次関数や三角関数あたりで本来の自力の差が出て成績を落としてしまう子もいるのですが、今年の目標として2学期の終わりまでなんとか最初の勢いを維持していけるようにしたいと思っています。2学期までしっかり身に付けることができればセンター試験の数1・Aの範囲をほぼカバーすることができます。
まずは、高校の内容に慣れること〜レベルと進度の速さ〜これが分かって高校に入るのと高校に入って気づくのでは結構な差がついています。高校入学後にその差に気がついてもゴールデンウィークなどを挟んで手を打つのが遅くなり気がつくと5月中旬の中間テストを迎え、その難易度と結果に驚くも期末テストも自力で対策し、50点取れないような状態で夏休み前に塾をさがす生徒が毎年おられますが、もうすでに手遅れに近い状態です。毎年そこで入塾される方がおられますが流れについてけずに半年もたない生徒さんが多いのが現状です。真面目にコツコツ進めていても大変な高校授業を途中から苦手な子が入って流れに乗れるか考えてみてください。そこで流れに乗れる力があるなら最初から悪い点は取らないように思います。高校の勉強はマラソンのようなもので一度遅れ始めるともう追いつくのは難しいように思います。もちろん高校3年までしっかり勉強し国公立の理系を受験するなら42.195km 高校2年までの数2・Bまでで国公立文系なら30km 数1・Aで受験する国公立文系なら25km 私立文系の大学であれば15km くらいの距離の違いはあると思いますが、長距離の勝負であることには変わりありません。
中学時代成績の良かった子の集まりである萩高校の生徒も下位30%は授業についていけてないのが現状でしょう。中学時代と勉強に対する意識を変えないといけない子も多いと感じています。
様子を見るより早めに対策する方が良いと思われます。
また、広告に今年の中学1年生は萩高校〜商工を目指す子を対象とする旨を書かせていただきました。これはここ2〜3年で感じている成績下位層の指導効果を考えてのことです。4〜5年くらい前までは、定期テストで50点取れていない子でもしっかり説明し繰り返し練習させれば多くの子は成績が上がっていました。たまに5教科合計で50点以上、東中の150人中で50番以上順位をあげる子もいたのですが最近はなかなか成果が出ず、時間ばかりかかってしまい授業の進度が遅れ、前から在籍している生徒さんに迷惑をかけることが多くなってきた事からある程度の学力で線を引く必要を感じていた為です。生徒さんの何が変わってきたのか?他塾の講師の方や教材会社の方ともお話をさせていただくと下位層の理解力の低下は共通の問題として認識されていました。
下位層と言っても100人中の85〜100番の部分ではなく、最近は70番〜85番あたりも指導が困難な生徒さんが増えたように思います。ここ2〜3年くらいはその事をいつも考えており、どのようにしたら対策ができるのか考えてきました。今までであれば説明をしっかり行い理解させる、理解が弱いようであれば色々な例を挙げ様々な角度から説明する、またそれに伴い問題も繰り返し行いながら弱点を見つけ出し、本人に弱点を意識させ気をつけるよう指導を行っておりました。それで個人差や時間差はあれど理解度や点数に改善がみられたのですが、この方法では効果が見られない子が増えてきました。最初は軽度の学習障害などを疑い色々調べてみたりもしました。境界線上の子も増えてきているというような意見もあります。確かにそういう現実もあるようですが、そこは塾の守備範囲を超えていますので専門家の診断を受け対策を行うしかないでしょう。
また最近授業をしていて感じる事は常識と言える一般的な知識が欠けている子が増えているように感じます。
そこが下位層に問題を繰り返し説明しても伸びない理由ではないかと考えるようになりました。
例えば、家族の名前の漢字を知らない/書けない(難しい字ではない場合でも)今年が西暦何年で平成何年か、自分の誕生年が平成何年かわからない、または間違っている。1年が何日か知らない2月が何日あるのか知らない。など日常の基本となっている知識を知らないのです。この状態で学習内容の説明時に前提として使われている知識を知らないまま理解せず答えのみを覚えようとしているので学習が進めば進むほど理解できないことが増えてきます。しかもこれは中学になって始まったことでなく小学校入学時から基本知識を身につけないままに進級してきた為に取り返すには非常に時間がかかります。これは中学の勉強をする前に色々な日常のことについて興味を持ち、親子で会話するなどして根気よく進めていくしかないと思われます。
この状態の改善を塾で行うのは難しいと思われます。学習面での指導は行いますが、それ以前のことが抜けている為に学習内容が定着しない状態のまま勉強してもほぼ無意味になってしまいます。
また最近は中学入学時に九九の計算があやしい子も増えているように思います。さらに2桁の引き算が正確に出来ず、ミスが多発する子も結構増えたように思います。もちろんその状態を指導し改善するのも塾の仕事の一つであろうとは思うのですがクラス全体の進行を考えるとあまりに出来ていない場合はお断わりする方が良いのではないかと思うようになりました。当塾は集団指導ですので流れに乗れないと指導効果は出てきません。上記のような状態であれば個別指導か家庭教師の守備範囲になると思います。
ある程度の学力がついて来れば集団クラスでの指導が理想であると思います。何故なら中学・高校・大学と個別で指導される場合はほとんどなく集団授業の中で内容を掴む事が求められるからです。また仕事も多くは集団の中で行う為、個人のペースに合わせてもらう事を期待するより自分が集団にペースを合わせていけるようにしておかなくてはいけないと思われる為です。
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今までは
問1 リスニング 13点
問2 日本文化と外国文化を比較した英文読解 7点
問3 表やグラフを参考にした英文読解 10点
問4 長文読解(困難を乗り越えたり協力し合うようないい話)15点
問5 会話表現 5点
今年は
問2 文法(語形変化) 6点
問3 表やグラフを参考にした英文読解 12点
問4 長文読解 14点
問5 短文読解〜メモを参考に英文を完成させる 5点
と変化していました。
今まで文法を単独で質問する問題がありませんでしたので、塾での授業時に中学のまとめで3年生に文法指導を行うにしても結局は長文読解ができないと点が取れないという部分がありましたが、今年からは文法指導はしっかりと点につながる為、生徒の文法の勉強に対するモチベーションが上がることを期待しています。
結局は文法が分からないと高校の長文は読解できない為、文法の簡単な中学からしっかり文法の獲得を目指した方が良いと思います。(現在は文法よりコミュニケーションの為の英語が全盛ですが、そのうちコミュニケーションの為には文法も大切であると認識されるようになるはずです。)
この辺りのコミュニケーション能力重視か文法重視かはその後の進路やどういう目的で英語を学ぶかで変わってきますので一概に言えませんが、外国で生活/仕事をしないのであれば文法重視でしっかり読解できるようにしておく事で事足りると思われます。
私が思う英語でのコミュニケーション能力重視のゴールは文法をしっかり獲得した上でほぼ瞬時に相手の英語での会話を理解し自分の話したい事を英語で瞬時に返すというもので、これは学生にとってはとてつもないレベルであって、文法/単語の知識がある程度しっかりしている状態でかなりの量の英会話をこなさないと達成できないと思っています。当然ネイティブスピーカーは起きているときは全て英語で会話し思考します1週間で100時間程度は英語漬けです。日本人の学生でいくら英語が好きでもそこまで行うことはできません。(留学する以外では実現は難しい)
学校でのコミュニケーション能力重視の指導の為には前提としてかなりの英語の学力が必要ですがそこまでたどり着くのは実際生徒の1割いないのではないでしょうか。
さて問2の変更によって問4の英文の内容も今までの問2で行っていた日本文化をテーマに持ってきているようです。今回は和紙のランプシェードの話でした。
中学生にとって英文読解というのは非常に大変な部分です。
定期テストでは、英語のテストの範囲はあらかじめ1ヶ月〜2ヶ月勉強したところから出題されるので、問われる文法、単語、教科書本文の内容をわかった上でテストを行うわけです。
これってもう英語のテストではないですよね?
真面目に勉強して内容を覚えるだけのことです〜たまたまその質問の内容が英語だというだけで、英語の実力をテストするのとは少し違っています。
どうでしょうか?もし定期テストと比べて習熟度テストで大きく点を落とすようだったら本当の英語の勉強や入試対策が出来ていないことになります。当塾では3年生には入試に向けた模試を年4回行い入試のレベルや内容を感じてもらっています。それを知らないで勉強しても全く意味がありません。
※当塾で行っている模試の冊子の一部です
定期テストで450〜460点 東中で10番以内を取っている子は習熟度テストで200点ピッタリくらいです。この時点で定期テストよりは500点満点換算にして50〜60点の点を落としていますが、当塾で行う模試では160〜170点、500点換算にして120〜130点定期テストより点を落としています。要するにそれだけ入試のレベルの模試が難しいのです。習熟度テストより2割点が落ちると思ってください。勘違いされている方が多いと思うので書いておきますが
習熟度テストは入試レベルではありません!
入試はもう一つ上のレベルです! そこを練習しておかないと学校でどんな良い成績であっても入試で失敗することも起こり得ます。もちろん萩高校は定員割れ、萩商工も倍率0.9〜1.3倍ですのでそれほど心配しなくても大丈夫なのですが、中学できちんと勉強の内容を身につけておかないと高校で困ったことにもなりかねません。
先ほどの定期テスト450〜460点で東中10番以内の子で山口高校を模試で志望するとC判定〜合否ギリギリラインと判定されます!(合格はするでしょうが合格者の中では下位3分の1位の位置です)
※東中10番以内の生徒の模試の成績表です。
東中10番、西中5番レベルは山口高校の合格ギリギリラインです!萩では競争がないので分からないでしょうが、お隣の山口市では定期テスト450点レベルの子が山口高校に合格できるかどうかで必死に勉強しています。萩市は少しのんびりしすぎてませんか?中学で成績が良くても高校で内容についていけますか?大学受験は全国区で勝負です。
例年の経験より定期テスト380点以上で東中65番、西中40番くらいなら萩校に合格してしまいます。ここ2年は定員割れしていますので、もう少し成績が悪くても合格は出来るでしょう。
ただ萩高校に入学後勉強についていく為には定期テストで430点は最低欲しいところです。これはどうしようもしがたい事実なので書いておきます。380点くらいの子が萩高校に入ると絶対についていけません!かわいそうなくらい高校での学習が困難になります。無理して入らない方が良いと思います。もし目指すのであれば定期テストでまず430点くらいは取れるようにしておきましょう!
なぜそう言うのか?中学で380点を430点に上げる方が高校の授業についていくより簡単だからです。その点数を上げられないようだったら萩高校の授業にはついていけません、欠点ギリギリで定期テスト30〜40点代の高校生活になります。中学時代は真ん中より上だった成績の子がそうなるのは見たくありませんが、毎年このような事が起きています。萩高校を目指す子は中学でもう少ししっかり勉強しておくこと、定期テストも大切ですがもう少し上のレベルの問題を行って力をつけておかなくてはいけないのです。
来年入試を受ける2年生にはこのことをよく知って努力しておいて欲しいと思います。
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新中学1年生クラスは中学3年生の入試の終わった3/7(水)より開始いたします。
中学クラス〜定員11名
新中1クラス 英語(水) 数学(土) 19:30〜21:30 (3月中は9:00終了)
新中2クラス 英語(金) 数学(月) 19:30〜21:30
新中3クラス 英語(火) 数学(木) 19:30〜21:50 (入試に向け授業時間を9:50に延長)
1〜2年生は平均点以下の生徒さんは夏休み等に講習を行う場合がございます。
3年生の講習は基本的に全員参加になります。 また3年生は年に2〜4回は山口県模試を受験し入試レベルの問題の達成度を確認していきます
高校生クラス〜定員9名
新1年生 英語(未定) 数学(未定) 火・金 17:30〜19:20 土15:10〜17:00の うちの2日で調整します
新2年生 数学(土) 17:10〜19:00
新3年生 英語(月)数学(水)17:30~19:20 ご希望や必要に応じて土曜日等に別授業で対応いたします。
高校クラスでは普段は学校使用の教科書・副教材・学校の週末課題などを題材にしての授業です。
模試の前には模試レベルの問題を確認、模試の後の授業では一部を採点解説します。 テスト週間・テスト中には追加授業で授業数を増やしテスト対策を行っております。
この数字・倍率をもとに、もう一度志望校を選び直し来週には第一次募集入学志願者数が発表になります
萩地区の公立高校、萩商工は機械・土木は定員割れ、そして萩高の普通科は定員110人に対して志願者96人というトンデモナイ数字に...
ここ数年萩地区では定員割れをする公立高校の学科が出始めています。
※黄色い部分が定員割れの部分です
同じような状況が起きていますので以下は以前書いた文を今年に合わせて手直し・加筆してあります。
このままいけば、当日試験さえ受ければ合格濃厚となりそうですが、この数字を見て諦めて志望校を商工にしていた子が萩高に変えてきたりする事が考えられます。
もちろん、倍率が低いから良かったね とは、手放しで喜べない状況です。
特に東中で45番、西中で30番以降で萩高校志望の子にとって萩高校は入ってからの方がずいぶん難しいので、受験勉強の厳しい状況下で勉強する経験を経てないと入学後さっそく1学期で授業についていけないという事になってしまいます。
これは本人は高校に入ってから気がつくので、誰かがしっかりと高校の様子を説明しながら導いてあげなくていけません。
萩高校志望者は大学進学を考えていると思いますが、倍率が低く競争の無い高校入試で安心するようでは、大学入試やその後の就職活動の倍率を乗り越える事は出来ないように思います。
萩高志望者は受かって当り前でギリギリ合格するようではいけません。
その先の高校の内容を入試後からすぐに取りかかるぐらいの気持ちが大切です。多分、自己流だとそこでつまずいてしまいます。高校内容をアドバイスしながら学習内容を誘導していく必要が有ります。もちろん高校生はある程度は自主性が大切ですが、高校3年間のどこがポイントなのか学習内容やペース配分を進路にあわせてプラン出来る存在が必要です。
ウチの生徒でもこちらが繰り返し行なう部分をあまり大切に感じていない生徒もおります。
生徒はまだ知らない高校3年冬のセンター試験時に現在学習中の内容がどのくらい大切になるのか、こちらは分かっているのでポイントを繰り返し行なっております。
繰り返しの大切さは本人が3年生の夏以降にセンター模試などで自分の友人たちと成績を比べた時に1〜2年の頃は同じ位の成績だった友人に3年で差をつけた か 差を付けられた かで気付く事が出来ます。
でも3年生の夏に差を付けられていた方だったら少し手遅れですよね(最後まで諦めてはいけませんが...)
全員がガリ勉である必要はないのかもしれませんが萩高生の勉強の意識は低いと言わざるを得ません。
何をしに萩高校に入学したのか?特別な場合を除いて勉強・進学が目的なはずですが、そういった気持ちが見えない子が多いように思います。
中学のときは簡単に受かると思っていて、実際簡単に受かった萩高校が入学した途端に勉強の内容が難しくて意欲を失ってしまうというパターンにならないように、しっかりと勉強して勉強の習慣をつけて高校に入学して欲しいと思っております。
※定員割れ〜志望者が少ないのは2年前の入試から全県学区になった事で上位層が山口高校などを志望しているのかもしれません。東中20番、西中15番くらいなら授業についていけない危険性のある山口高校に行くよりも、ある程度上位に食い込める萩高校に進学した方が3年間学習意欲を維持する事が出来て良いと私見では思います。320人の山口高校のうち150〜180人が国公立に合格します。150人の萩高校は50〜60人が国公立合格します。900点満点のセンター試験も学校平均で約100点差が有るくらいレベルが違います。
ちょうど東中20番、西中15番位が萩高校なら50番位の国公立大のラインといえます。山口高校なら上手くいけば140番くらい、授業の内容や周りの生徒の凄さに意欲を失えばどんどん失速する危険がありますので、よく考えないといけない部分です。
中学での勉強の仕方で高校で伸び悩むタイプなのか高校で何とかついていくタイプかを見極めて、進路を決めないと入ってから取り返しがつきません。(中学の成績だけでは判断出来ない部分もあるので、保護者の方はよく本人の資質を見て決めないといけません。指導者は見ていてある程度分かりますが、学校の先生はハッキリは言ってくれません。)
高校で伸びるという子は普通は稀なので考慮に入れていません。たとえ高校で成績が上がったとしても他の子たちが脱落していき結果として相対的に成績が上がって見えるだけで、中学のときのように定期テストで80点90点以上を取るのは実際クラス1〜2名程度でなかなか難しいものです。
y=ax として そこにxの値 yの値を代入して解いていく流れを身につけるのが目標で、計算内容自体は21÷7 や12÷4くらいの小学校4年生でも簡単に解ける内容でした。
説明の後に同様な問題を解かせると、途中を省略して答えを出している。いや、ここは書き方の練習なのできちんと板書してノートに写したやり方で行ってくださいと、もう一問解かせてもまだまだ書き抜けている、ここでかなり「書き方が大事!ちゃんと説明聞いてた?」と強めに釘をさして、解答もこういう風に書いてくださいと再び指示しノートに書かせて、更にもう一問解かせるもまだ書き抜けている。その都度解答は板書で説明しているので、見ていないわけではないのに自分で勝手に省略している。
ここでさすがに、いい加減言われた通りの書き方で解いてくれないかと、かなりキツく言ってしまいクラスの空気が重くなりました。そこは反省すべき点ですが、どうも自己流でこのぐらいでいいんじゃないかと、今まで学校でやってきている生徒が多くなっているのかな?という印象を受けました。
自己流で解釈しているうちは自分の解る範囲しかわかりません。新しいやり方に触れて気づきや学びがありそこで進歩していくのですが、こちらの指示を自分の都合がいいように勝手に変えてしまうと、気づける事も気づけなくなってしまいます。
もちろんある程度、理解が進めば途中を省略したり自分なりに構成しなおす事ができますが、そのあたりの判断もこちらが生徒の力を見て判断していくのですが、すぐに自己流に走る生徒もいます。
あまり厳しくなりすぎるのは逆効果ですが、自己流で進めさせないようにしっかりと引き締めていかないといけないと感じた1日でした。
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毎年3年生中心で、その他の学年も少し講習を行うのですが2年生を個別で見るプランが入りましたので、今年は3年生のみの講習となりました。
英語は長文の読解のテキストを行なっています。入試では定期テスト用の英語の勉強とは違った能力が大切になってきますので、そこに注意して指導して行きます。
定期テストでは範囲も英文の内容も扱われる文法事項も単語も分っている中でのテストですので、範囲を真面目にしっかり行ない苦手な部分を繰り返せば一定の成果を上げる事は簡単です。(もちろん生徒さん個々の能力の差はありますが・・・)
ところが入試は、その日初めて見た長文を1題10〜15分以内に解いていかないといけません。いわゆる総合力が問われる訳です。もちろんいきなり総合力が付く訳ではありませんので、部分部分で気をつけながら読み解いていきます。どうしても長文読解は生徒に苦手意識が有り、なかなか意欲的に取りかかろうと出来ない部分でもあります。それは広範囲の知識や総合的な判断力を問われるため何から手を付けて良いかが分らないからです。
講習では読むポイントやコツを指示しながら何題か解いていく事で少しずつですが着実に読解の力をつけてもらうように指導しています。
まずは単語の知識〜単語は知らないとどうしようもありませんし、Likeを「好き』だけの意味しか知らなければ It is like a big ball〜それは大きなボールのようでした。が正しく訳せません。前置詞の用法の「〜のような、〜みたいな」の意味も知っておかなくては文章を判断出来ないと言う事です。
また知らない単語は無くとも、文法の知識があいまいだと正解は分っていても質問に対して適切に答えられずに不正解になる場合があります。動詞の過去形、進行形、3人称単数での動詞のs、名刺の複数形の変化等はしっかりと覚え判断出来なくてはいけません。
また長文の中で、文脈から判断して行く事〜登場人物が複数名いる場合に誰が誰に対して話した内容かをハッキリさせておかないと、書いてある内容から何となく判断すると問題では登場人物の立場が逆になって質問してあったりするのでミスが出易い所でもあります。これは何題も読んで自分の判断のクセを自覚して修正して行くしかないと思っています。
例年よりは、読む速度が少し遅いように感じますが正解率は全体として良いように思います。これから読み慣れてスピードを上げていくのが課題だと思います。
3年生の講習の様子
3年生の講習の様子
本人達はなかなか分らない部分もありますが、必ずやった分だけ長文に対する対応力が付き苦手意識も弱まっていきます。
夏休み最終週には、山口県模試が有ります。そこで今回の講習で身につけた力を試して欲しいと思います。
]]>その光景は微笑ましくもありますし、強制したわけでもないのに自ら書き始めたということで、ご両親の気持ちは驚きと喜びでいっぱいだと思います。
しかしこれが10年も経たないうちに、勉強が難しくなり、中学の成績や高校入試、大学入試で人と比べ悩み、一部の子ども以外は勉強を楽しめなくなってしまいます。
まさに自分が担当しているのはそういった時期の中学生や高校生達です。
テストで良い点を取りたいけれど自分に解けそうにない難しい問題に当たると逃げたい気持ちが先行する。難しい問題は俺には出来ないからと真剣に取り組まない。
毎日授業を通して指導しているのでその気持ちはとてもよくわかります。
「まだ、オレ本気出してね〜し!」「ちょっと勘違いしただけで本当は出来てたし!」きっとそんな言い訳をお母さんに言っている場面が目に浮かびます。
「それなら早く本気出しなさいよ!」お母さんのそんな声も聞こえてきそうです。
しかし考えてみてください。もし、本気を出しても出来なかったら…その子は完全に挫折感や無力感に打ちのめされますよね?「本気出してね〜し!」の言葉は自分を守る為にそう言ってる部分もあります。
難しい問題にぶつけてショックを受けてもらうのは萩では高校入試の1年前の新中学3年生や大学入試を目標とする高校生に対してであり、入試のレベルに向けて1年間のスケジュールを伝え、単元、分野ごとに、どの時期までにどの位の得点を取る必要があるかを考えさせるにはショックを受ける程の点数と難しい問題が必要ですが、それ以下の学年には基本的には頑張れば出来る問題しか出してはいけないと思っています。(ただし、その問題のレベルも生徒によって違いますが…)
まだ意識が高まっていない時期に、頑張っても出来ない問題に何度もぶつかってしまうと、勉強への意欲を失ってしまいます。
もう多くの中学生は勉強に苦手意識を持っています。それは小学高学年から少しずつ始まっています。(小学校の業者のカラーテストで80点代は普通もしくは少し勉強が苦手という位置になります)
しかし、生徒には初めて自分の名前が書けるようになった時の気持ちを思い出して、出来ないことが出来るようになる喜びを勉強で体験して欲しい。と感じています。
「テストがあるから」「勉強しないと怒られるから」そんな消極的な理由で多くの中学生は仕方なく勉強しています。きっと、そのような勉強は頭にも心にも残りません。
学ぶコトって、もっと楽しくて、出来るようになるコトって、もっと嬉しいものだったんじゃないのかな?って思います。
この動画を見て自分も初心に帰って指導していこうと感じました。
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萩高校は定員割れだったので、本当に余程の事がないと不合格にはならないと思いますが、経験上中学時代の定期テストで5教科400点以下の子は入学後に勉強で苦労し、授業について行くのが大変だと感じています。
合格はゴールではなく、スタートでしかありません。
例年定期テストで380点程度の子も合格していましたが、ここ2年定員割れが続いているので定期テストで350点くらいの学力の子でも萩高校合格出来るようになっているのではないかと感じています。
塾の指導者としてこういう事を言うのはどうかとも思いますが、中学時代に定期テストで400点取れない子は萩高校で努力してもどうにかなるものではありません。
もし、努力して萩高校の授業に着いていけるようであれば中学時代の定期テストで400点以下を取る事はまず無い!と言えます。
もう少し厳しく言えば420点以上は欲しいのが本当のところです。毎年高校1年の1学期の終わり頃に定期テストの結果を受けて入塾希望が数名ありますが、高校1年の1学期で欠点を取りそう、または欠点を取ってしまった時点でかなり厳しい状況です。
(入塾しても、その後3ケ月もたない子も多いのです〜塾での指導も分らなくて辛くなって来る訳です〜もちろん学校よりは個人の弱点を克服するよう繰り返し説明・演習しますが、基本の理解力が萩高校レベルに達していない子が多いです。その為 やっても やっても 出口の見えない状態で勉強が苦痛になってしまいます。)
勉強量の問題では無く、いくら量を増やしても勉強のレベルがもう本人の理解出来ないレベルになっている事が多いです。
そんな状態になってしまったら努力で何とかする事は高校ではほぼ不可能です。中学時代のまだ勉強や時間に余裕があるうちに能力を高めるしかないのですが、中学時代は高校でそれ程難しくなると真剣には感じていないのも問題です。(萩の子は学校の定期テストが出来ていれば良いと思っている子がほとんどなので・・・)
高校が始まったばかりで欠点を取ってしまう様な状態は学校選びのミスか中学時代にしっかり力をつけておかなかった事が原因です。中学時代420点以上取れていても高校のレベルに着いていけない子もいるくらいなので、中学レベルとは違う高校の勉強の準備をしておかないといけません。
萩高校に入学し大学進学を希望しているなら、勉強に対する意識をもっと高く持っていないといけないでしょう。
萩高校自体も県内でトップレベルの進学校という訳では無いので、その授業に着いていけないようであれば、厳しいようですが本人の意識が低いか努力不足・能力不足です。
毎年、10〜20名くらいは本来なら萩高校に合格してはいけない様な生徒が合格しているように思います。
商工の倍率が気になって(1.2~1.4倍くらい)萩高校に志望を変えるようでは本末転倒です。商工ギリギリの生徒が萩高校の授業に着いていけるワケがありません!5月くらいで、どうしようもなくなって1学期間も持たないのではないでしょうか・・・
合格が目標ではなく、合格してからが勝負だという事を良く意識しておいてください。
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しかし今日は新中2クラスの子が11時まで残りました。(テストが出来れば帰れるようにして最後の子が帰ったのが11時でした。他の地域の方から見ればまだまだ甘いのかもしれませんが、萩で10時半より遅い時間まで生徒を残すのはかなり怖い事です・・・有り難がられるより保護者の方や生徒から非難が出るのが怖いのです)
何か有るたびに毎回居残りするようになると生徒の士気が下がったり、残る事を前提としたペース配分になり良くないと私は考えているので普段は居残りをさせません。
きちんと時間内(5〜10分はオーバーするにしても)に終らせるように講師も生徒も集中して進めたいという意図もありますが、今回の新中2英語クラスは先月の学年末テスト対策で結構な時間を費やし土曜日にテスト対策の補習等もしたにも関わらず結果が伴わない子が結構出ました。(確かに1年後半の英語は、3人称単数、進行形、過去形、疑問詞から始まる疑問文等しっかり確認しないと間違いが多く出る部分ですが・・・)
その為、学年末テスト終ってからもテスト範囲の英文の書き取りを授業中で行ない、そのやり直しを宿題にしていましたが、2週経ってもなかなか正解率が上がって来ない。今週は出来なければ残ってやり直しをする事は伝えてあり、数学の授業時にも英語クラスの生徒には確認し、メールで生徒さんの家にもやり直しの宿題の内容と出来なければ居残りの旨を伝えてあったので、今回はほどほどの結果まま帰すわけにはいきませんでした。
やはり残る子はだいたい決まってくるし、そういった子は宿題の達成率も悪く悪循環になっています。どこかで厳しく対応しなくてはいけませんが、出来ない子に毎度厳しくしても本人が勉強への意欲を更に失ってしまう事もあるのでバランスが難しい所です。
ただし今日は必ずここまでするという目標を明示して居残りをさせました。
今日の中1の子(新中2クラス)は まだ、時々 bとd を間違えたり。英単語のつづりがローマ字のルールになっていたり、とかなり練習量を増やさなくてはいけない子ですが、そういう子ほど書かせてもなかなか書かない、書いても進まない、覚えないという状態です。
居残りは懲罰ではありません。
とりあえず残れば出来なくても時間が遅くなれば帰してもらえるというのもいけません。居残りを通じてしっかり家で宿題部分を行い学習内容の準備を前もってしておく習慣をつけさせたいと思っております。
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さて勉強に関する記憶はどこで見るか、以前にも書いたことがあると思うのですが社会の知識を私は判断基準にしている。
普段は英語と数学の指導を中心に行なっているが、テスト前になるとプリント等で社会と理科の内容を確認する。その際に簡単な解説を行なったり基礎知識を口頭で問ってノートに書かせたりする際に、あまりに基本的内容を知らない子がいて驚くことがある。
テスト1〜2週間前で、平安時代の紫式部と清少納言が思いつかない、作品名も分らない。藤原氏の摂関政治も覚えていない。鎌倉時代の武士の社会で、守護と地頭、御恩と奉公、等を知らない。
ん?それぞれとても有名で良く問われる内容で学校でも重点を置いて説明されているのではないか?と思ってしまう。
そんな重要語句を知らなければ、学校の先生の責任でも塾の責任でもなく、本人の責任だと言いたいがそうとも言い切れない。そこで重要事項や用語を繰り返し練習したり、問い方を変えてみたり、時系列につながりを説明したり何かに関連づけて(こじつけでも良いので)説明し記憶に残る知識になるように試みるが定着率が悪い・・・
そう、その子なりに努力はしているし、こちらも働きかけているが記憶に定着する効率が悪く、やっと覚えた頃には教科書はもう既に先に進んで新しい事を覚えなくてはいけなくなってしまっているといった、繰り返しである。
やはり成績のいい子を確認していると「良くそんな事覚えていたね!」というようなちょっとした授業中の事でも覚えている事がある。
もちろん成績のいい子は判断力も高いが、その前段階である記憶力も経験上高いように感じます。
詰め込み教育はいけない、知識偏重教育はいけないと言っても、基本知識は覚えるしかない訳で九九のように、なぜそうなるかを深く考えるよりは、覚えて使いこなす方が良い事もある。
今の子は幼児〜小学性の間に暗記をする様な覚える練習が少なくなっている子が多いのではないかと思ってしまう。
中学に入ってきた時点であまりに暗記が弱いという事はそういった部分を鍛えて来なかったという事になる。
大人となった保護者の方には理解してもらえると思うが、昔は自分の家や親の職場、友達の家の数件〜10件ぐらいの電話番号は覚えていたはずだが現在では携帯電話に登録されているので覚える必要もなくなってしまった。そうなると途端に電話番号を覚える事が難しくなる。
パソコンや携帯で変換してくれるので難しい漢字や普段使わない漢字も書けなくなってしまった。
しかし今のこども達は、そういう社会でしか生活していない・・・分らなくても検索すればすぐ答えが出る。昔も辞書や百科事典で調べたものだが、どの本のどの辺りを調べなくてはいけないか位の知識は必要だったはず。今はただパソコンやタブレットやスマホで入力さえすれば適切な情報の候補が幾つもヒットし答えにすぐにたどり着ける。
そう、覚えておく必要性を全く感じない時代になってしまったのです。
英語の勉強でももう少しすると「自動翻訳機があるから勉強しなくても外国人とコミュニケーション出来る。勉強する意味がない!」と言い出す子が出てきそうで心配しています。
もちろん自動翻訳機を使いながら会話するのと自分の語学力を駆使して会話するのでは会話の楽しさは全く違うと思いますが、そういった覚えた事を使って楽しむ経験を積まないと記憶力というのは鍛えられないのかもしれませんね。
とりあえず、生徒の記憶力は社会の知識を見ることで判断しています。
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英語で I play tennis. を主語をTheyにして疑問文を作りなさい。という問題を考えてみましょう。
出来るようになれば簡単ですが、I からTheyに主語を変える事と疑問文にするという2つの作業を求められています。
1回目は意外と Are they play tennis? とミスする子が多いのです。もしくは Does they play tennnis? のパターンもあります。ちょうどその時期に3人称単数を学ぶのでTheyにDoesを使ってしまうミスをすることがあるのです。そして教科書にはAre they〜? の疑問文は多く出ているのですが Do they〜? はあまり出てきません。そこも間違い易いポイントです。
(中学1年の2学期以降であれば解けるはずです、3人称単数を習ったあとの11月以降のほうがミスが出易いかもしれません。お子さんに試してみられるのも良いかと思います。〜間違えていても決して怒ったりてはいけません。内容的には知っているはずの事でも引っかかるのです。怒ったからといって集中力は高まりません、むしろ萎縮して悪循環に陥る事が多いです。)
もしこの問題が、この疑問文の( )を埋めなさいという指示で ( )they play tennis?
と書いてあれば (Do) が正解であると気付ける確率は高くなります。知識としては同じですがカッコの中がどうなるかだけに集中できるので、知識があれば解ける問題です。
上の I play tennis. を主語をTheyにして疑問文を作りなさい。
が出来ない子のどこが問題点か分かりますか?
ミスにはある程度パターンがあります。
1 知識がない、足りない、間違って覚えている。
これは、知らなければ解けませんので覚えるしかありませんが、覚えてない事を努力不足と片付けない事が大事です。個人の能力差が大きく出来ない子は努力してもなかなか覚えられない子もおります。記憶のトレーニングが必要です。知識がなければカッコ埋めも正解出来ません。選択肢の問題ならば勘やあいまいな知識でも正解出来ますが書かせる問題は解けません。
2 知識はあるが判断が出来ない。
解答・解説を見れば解る・知っている知識なのに問題のどこでどの知識を使うのかが判断出来ない。数カ所判断すべきポイントがあると見落としてしまう、混乱してしまう、誰にでもこういった傾向はあるのですが何度も見事に引っかかってしまう子がいます。
もちろんメタ認知を必要とする判断力の問題です。
3 経験・練習量が足りない。
1の知識がないにおいて、やはり練習量が多ければ知識も増えますし、間違った知識が間違っていると気付ける場面に出会い易くなり修正出来ます。
2の判断が出来ないにおいて、何度も解いた経験があれば、ポイントやミスし易い部分にも気付き易くなりますし。迷った時に類題を解いた経験があれば役に立ちます。
2と3が弱い子は、同じ知識を必要とする問題でも、カッコ埋めは出来るが文章で答える問題は出来ないことが多く感じます。
メタ認知のためには、ただ問題を解くよりもかなりの脳のメモリが必要でパソコンやスマホと同様で場合によってはメモリ不足を起こし、うまくメタ認知が働かないこともありえます。個人のメモリ容量の差ももちろんありますが、状況的な要因によるメモリ不足、(怒られて萎縮している、入試会場の様な場所で緊張している、心配事が有りそちらが常に頭に残っていて集中出来ない、体調不良や睡眠不足)なども影響していると思われます。
ある程度快適な環境で勉強をする事が意欲も集中も高める為には必要だと考えています。(快適すぎて眠くなってはいけませんが・・)
一つ一つ段階を踏んで書いたり・解いたりする事も大事ですが、同時に2つ〜3つの事を処理してまとめる能力も大事です。最初はミスも多く出ますが、続けて行くうちにミスが減っていくはずです。(もちろん丁寧に手順を踏まないといけないものも多くありますので、そこは指示いたしますが・・)そうなれば問題に集中しながらも、もう1人の自分が客観的に問題をチェックしミスに気付けるようになると考えています。
やはりその練習には時間がかかりますが続けていくしかありません。同じ事を繰り返しミスする場合はそういった点を注意しながら指導しております。
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萩は商工の方が人気が有り、萩高校が定員割れしています。(2年連続)
とりあえず、合格は出来るという安心感はありますが、きちんと力をつけて入学しないと大変な事になります。
萩高校は中学と比べ入ってから勉強が難しくなるので、この3月にどれだけ準備するかと4月からの授業についていけるように意識改革が必要だと思います。
高校では定期テスト前に試験内容をとりあえず勉強しているようでは、内容の理解には到達出来ないように思います。しっかり普段の授業で解らない所をなくしておいてテスト前に仕上げるようにしないと大学入試で使える知識・学力が身に付かないことになります。
高校入試に向けての勉強ははその為の勉強をする習慣・意識を身につける為に良い経験だと思います。
今回がまだゴールではありません、まだ先は長いのです。
そんなに緊張せず、普段通りに取り組めば結果もついてきます。
それでは4月に待っています。
樂力塾 永井
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東中と西中はテストの結果が出て来ているところですが、あれだけ確認し繰り返したのになかなか結果に結びつかない子もいます。
テスト対策としてする事は決まっていて、
1〜テスト範囲の内容の振り返りを行い。
2〜小テストで部分ごとの苦手なトコや理解出来ていないところをチェックし説明、やり直しを行い。
3〜全体のまとめのプリント、テストを行う。
という流れで、逐次気になるところは繰り返したり、類題を作りノートに解かせたり、少し質問の仕方を変えて本当に理解しているか(うわべだけの知識になってないか?)を確認したりしています。
もちろん、テスト週間に集まったりしても各学年のクラスがありますので時間的にもう少し必要だと感じる事も有りますが、ここまで出来たらあとは各自が家でも対策できるところまでは済ませているのですが、なかなか最後の一押しができていない生徒さんも結果から言えばいるようです。
塾に通っているのに成績が上がらない!
そういう状態であれば生徒さんも保護者のみなさんも悩まれると思います。特に保護者は月謝を払って塾に通わせているのにこの程度しか点が取れないのであれば意味がない!と思われるのも当然だと思います。
新年度の時期は新入生も入りますが、辞めていく在校生も発生します。いろいろな理由が有るのですが、その主な理由は「続けても成果が見えてこない」という事が本音だと思います。
この状態は保護者だけでなく塾講師としても大問題です。塾の存在意義を問われていると言ってもいいくらいです。
生徒の成績を上げれない塾ならば意味がないではないか?ごもっともです。
多くの学習塾では進学実績や成績向上のみの情報を謳って生徒募集を行います。もちろんウチもそうですが、その中にどれだけ頑張らせてもなかなか結果につながらない子もいるという事は語られません…
普通の能力の子であれば、ある程度内容を理解出来れば(うわべの知識では無くしっかり問題の仕組み、構造を捉える説明と例示を行い)あとは練習量を増やせば出来ることが増えていきますが、それに当てはまらない子がここ数年で結構増えているように感じます。
たまたま当塾だけの問題なのかと思ったりしましたが、学校でのその子の順位などを聞くと他にもそのような子が多くいるようです。(思ったほど、学校での順位は悪くなかったり、同じレベルもしくは下のレベルの子が結構いる〜もちろん真ん中よりは下ですが…)
そういった生徒への対応・指導をどうするか、を常々考えておりますがなかなか結果が出ない難しい現実があります。(もちろん結果が出るようなら、成績が上がらないという事で悩まないはずですので当然の事ですが…)
メタ認知とワーキングメモリーがこの問題の解決の鍵でないかと考えます。
メタ認知とは、客観的に自分のやっている事を判断出来る能力。問題をやり直す時に「あ、この問題ここでミスしたぞ!確かここで普段の自分のやり方と違う方法で解いたな」や初めて解く問題でも「あれ?今までのやり方では無理っぽいな、この辺りにポイントがありそうだから少しタイプが違うけど今までの問題と共通な部分から手を付けていこう。形を変えると今までの方法で解けるようにならないかな?」など問題に集中しながら、もう1人の自分が進み具合をチェックできていると何度も同じミスをしないで軌道修正出来るようになります。
反対に内容は理解できていて知識もあるのに何度も同じ問題をミスするならば、問題側の引っかかり易いポイントに気付けず見事に引っかかっている訳です。その判断する自分を育てなくてはいけません。その事を意識して授業に取り組んでいますがそこを越えて来るような生徒さんも結構います。
例えば、間違い易い問題のポイントを前もって説明し本人にも言わせたり、間違い易いミスを例示し、そういう答えになった場合は間違っていると説明し、質問しながら生徒の反応や理解度を確認しつつホワイトボード上で問題を解いたりしても(その時は解けているが…)ワークやプリントで同様の問題を行なうと間違っている(説明から10秒も空けずに問題を行なうのに…)しかも説明した間違い易い答えで不正解になる(それは違うと説明しているのだが…)
内容はミスし易い問題ではあるが基本的でレベルは決して高くないので難しくて間違った訳ではないのです。
そこでワーキングメモリーの重要性が出てきます。
もちろんメタ認知が出来ていれば、自分が今ミスし易いミスに陥っていると気付く事が出来るのですが、それが出来ないのは問題を解いているうちに問題の今手を付けている部分のみに集中してしまい問題の手順や自分のミスし易い点に注意が向かなくなってしまう為です。
ワーキングメモリーとは、同時に数種類、数手順の事を並行して記憶し処理していく記憶の事であり、同時にいくつの事を考え頭の中に留め置けるかが個人の能力の差になって現れます。2桁以上の繰り上がりのある足し算を暗算で行なう事が出来るのも一旦計算した1の位の計算の結果を覚えておき、10の位やそれ以上の位の計算結果とまとめるというワーキングメモリーの働きであります。
簡単な計算も筆算しないと自信がない、暗算すると結構ミスが出ている等はワーキングメモリーが弱いと推測出来ます。
しかしワーキングメモリーが弱いので筆算でその都度の計算結果を書いておくとワーキングメモリーは鍛えられませんよね。
これはワーキングメモリーではなく長期記憶の話ですが英語の教科書が読めない子が英単語にカタカナでふりがなを付けていたら、音の面では読めていますが英語を覚えている・読めているとは言いませんよね?ただ日本語であるカタカナを読んでいるだけです。
この方法ではその子はいつまで経っても英語は読めるようになりませんよね?苦手な子に緊急避難的にとりあえず書かせる事はあっても(ウチでは絶対に書かせませんが!)覚えた部分は消していきカタカナを少しずつ減らしていくようにしないといけません。覚える事を放棄する様な学習方法を行なってはいけない訳です。
もちろん数学の授業では式をしっかり省略せずに書くよう指導していますが、それは問題の仕組みや解法の手順、生徒の考え方を答えではなく式を通して確認する為であり、筆算をさせるのが目的ではありません。簡単な計算は筆算なしで少しずつ難易度を上げていくのも必要です。これは数学だけでなく他の教科にも役立つ能力です。
長くなってしまいましたので続きは次の記事でアップします。
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今年も萩高校普通科120名に対して109名の志願登録になっています。
去年の120人に対して95名よりはマシになりましたが定員割れしています。
画像が荒くてすみません。見にくいですが赤線部分が定員と登録者数です。萩商工の方が倍率高くなり、合格出来るかどうかだけで言うと萩高の方が合格し易い状態になっています。もちろん必要とされる点数や入学後の授業の難易度は萩高校の方が高い訳なので商工志望者が萩高志望に変える事は難しいと思いますが、何名か商工から萩高に志望を変える様な動きもあるでしょう。
もちろん合格する事も大事ですが、その後の事も考えて進路を考えなくてはいけません。商工が倍率1倍越えているので、定員割れの萩高校が受かり易いだろうと変えるようですとその後の学習についていくのは難しいと思われます。
とにかく萩高校が定員割れするようになってしまいました。今後もこの傾向が続くのでしょうか、萩地区から大学進学を考えている方は第一候補として萩高校が上がると思うのですが、萩の生徒の大学進学指向や勉強に対する意識が下がってきている事が影響しているのではないかと心配しております。
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ギリギリまで頑張りたいとは思いますが、ここまで来ると緊張して頑張るよりいかに弛緩してリラックスするかで勝負が決まるように思います。実際の勉強の疲れ、プレッシャーから来るストレス、この上にさらにもうひと頑張りする事は逆効果になりかねません。今までの勉強を振り返り確認し疲れをとる期間に充てる方が良いと思います。
さて、高校2年生センターまであと一年、確かに長文問題をどんどん解いていきたいという気持ちもあると思いますが、まだ文法事項や構文や単語・熟語の知識が不十分で(本人たちが思っている事と講師が考えている事の差が存在するので・・・)文法や構文の復習に多くの時間を割いています。基本事項がしっかりすれば高3の夏休みからセンター形式の問題を解いて仕上げていく事も可能です。(基礎が出来ていないのに難しい問題に進むのには個人的には抵抗があります。)
その為の文法事項という基礎の繰り返しなのですが、生徒も1年時の復習部分が多く退屈なのか、なかなか集中が高まりません。
その為、本日はセンター模試の過去問より一部抜粋して演習と解説を行ないました。まだセンターレベルには早いのではないかと思いつつ生徒の集中力は通常授業時よりも高く、採点結果も思っていたより良かったので、文法事項の基礎確認と並行してセンター対策を行なっていった方がこの学年は集中が高くなることが分かりました。
基礎はとても大事ですが、生徒も基礎練習ばかりじゃ飽きるので時には難しい問題にぶつかり、そこでまた基礎の大切さを知る事が出来ます。
その年々でいろいろクラスの雰囲気、学力のバランスを見ながらどこに重点を置いて指導するか毎年同じパターンでは通用しないと再確認する事が出来た授業でした。
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簡単に言うと、
物忘れとは〜思い出せない事を自覚している・覚えていた事を忘れたという自覚があり、
認知症〜忘れたという自覚がない、覚えていたという自覚がない〜という事でした。
例えば、高齢者の自動車免許更新時の講習のテストではヒントがあれば思い出せるのが物忘れ、ヒントを聞いても何の事かが分からず思い出せないのが認知症の疑いがあるという判断になっているようです。
そうして、ここ数年生徒を教えていて、口頭やホワイトボードで直前に確認したばかりの内容を覚えていない生徒が増えた事に危機感を感じていましたがある種上記のような症状がそういった生徒に当てはまる事に気がつきました。
例えば、江戸時代に享保の改革、寛政の改革、天保の改革と3つの覚えておくべき改革があるのですが、テスト週間中に覚えておくように指示して授業内でも「寛政の改革」と言わせて確認した後にチェックすると思い出せない。ここまでは誰にでもある事ですが、ヒントとして「改革は最後まで完成(かんせい)させないと意味ないよね〜」「江戸時代の改革は3つ有るので完成(かんせい)させて下さい」などと数回繰り返し言うと「あっ、寛政の改革!」とほとんどの生徒が気付くのですが、それで気付かない生徒がいます。それはその子が聞いてなかったとか覚えてなかったではなく、苦手な子であるとこちらも分かっているので、その子に事前に多めに言わせるようにして一方向の指導ではなく双方向で理解度を確認しながら進めてもこの様になります。
そういったお子さんを親御さんは「うちの子は話を聞いてない事があるんです」「話を理解するのが下手なんです」などと言われますが、事前に覚える事の内容を確認していて、ヒントを出してもそうなるので短期記憶の問題+何らかの学習障害でないかと感じてしまう事も多くなりました。
ADHDと認知症の共通点
現場の先生は教えている中で「あっ、この子はそういう傾向があるな」と気がつくのですが、学習障害、発達障害、などの判断は専門の医師がしなくてはいけないし、現実問題として親御さんになかなか伝えにくい部分でもあります。
しかしどのように分類されようと何らかの障害がある場合には現場においては学習の困難さ指導の困難さが共通しています。
どうしても、学習障害と聞くと構えてしまって、どう対処していいのか親御さんは迷われているかも知れません。それをハッキリさせるのは「恥ずかしい」という思いが強いのではないかと思います。日常生活では普通に見える場合も多く学習の面で成果が出ないのはサボっている、やる気が足りない等と捉えられる事も多く、その為にとにかく勉強量を増やさせたり努力を強いて何とか学校の授業についていけるようにと願うのでしょうが、もしそういった障害があれば私の経験上、勉強量や努力でカバー出来るようなものではありません。もう学習内容の理解の仕方・判断がかなり普通の子と違っているように感じます。
やはり、専門家の診断を仰いで対処を考えていく事が良いと考えます。日常生活から勉強面に関するアドバイスや症状によっては薬を用いる事によって集中して授業を受ける事が出来るようになり、学習の成果が出てくることも有ります。
この様な症状は特別なものではなく国語は得意だけど数学は苦手、社会の暗記は得意だけど英単語の暗記は苦手など、誰しも持っているものです。やはり学校の先生や塾講師では学習面のアドバイスは出来ても対応出来ない部分もありますので、そういった事もある事を知っておいてもらいたいと思います。
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(当日の様子です、画像処理しています。)
ただし、今年の3年生まだまだ仕上げなくてはいけない部分が多く残っています。生徒達のレベルを考慮してまずは基本部分をしっかり仕上げる事に力を入れていますが、なかなか予定通りに仕上がらないこともあります。
今回の模試で、生徒達自身が出来ていない事が多いという現実に気がつけたのではないでしょうか。
まだ入試まで半年残っています。どれだけ出来ない事を出来るようにしていくのか意識して勉強していく事が大切です。
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では少人数クラスとはいったい何人ぐらいのクラスを言うのでしょうか?
塾によって定義はまちまちですが学校のクラスの30〜35人より少なければ少人数クラスと言っても間違いではありません。
山口県高校入試の解説を担当している塾等の様子が解答速報の合間にテレビに映ることがありますが結構な数の生徒さんがクラスにおられますね。
実際山陽側では15名から20名でも少人数クラスとして授業行っているところもあると聞きます。
萩はだいぶ様相が違って3人から5人ぐらいが少人数クラスでしょうか。6人から8人でも少し多いと思われているようです。
保護者の方の気持ちから言えば少人数の方が詳しく教えてくれて、つまずいたところをよく説明してくれそうだと思うので少人数を希望されるのだと思います。
考えて欲しいのですが同じ価格帯のレストランでお客さんが多いレストランと少ないレストラン、さてどちらが美味しいでしょうか?(価格が安いとか家から近い・立地が良いとか営業時間が長いなど他にも比較する点はありますが味だけで考えて下さい)
他の条件が同じであれば、お客さんが少ないレストランは美味しいとは思いませんよね。美味しければ増やしたくなくとも自然とお客さんは増えてしまうものです。
少人数のところはハイレベルなことをしっかり教えたいといった所か非常に苦手な子を集めてなんとかしてあげたいといった方向性を持っていなければ、ただ単に生徒が集まらなかっただけか先生のやる気・技量がないということです。あえて少人数で指導しているところであれば授業料を倍ぐらいに設定しているはずです。そうしなければ本業として成り立ちません。
個別指導も流行り始めて10年以上たちますが、正社員のベテラン教師が教えているわけではありません。授業料×人数で採算を考えてみると、どのようなレベルの講師が教えているかということもわかるでしょう。
では同じ先生の場合少人数の方が良いかというとそれも少し考えてみて下さい。人間というのは社会的な生き物です。2〜3人と8人〜10人どちらがクラスに活気や競争心が湧いてくるでしょうか。
かなり内気な生徒さんを除いて、ある程度の人数がいたほうが却って効率が上がります。
うちの教室だと8人〜10人くらいがべストです。
教室がもう少し大きければ10〜12人ぐらいが1番バランスがイイです。
ウチでも、いつか10人くらいの通常クラスと中学時から国公立大学を目標とした選抜クラスを持ちたいものです。
選抜クラスに学年上位20%くらいの子を集めて授業を行えば、15〜20名でもしっかり授業が進行出来るはずです。
生徒の意識と先生の指導力でそのくらい指導可能な定員は変化します。
もちろん少人数指導でもグループ指導でも担当する先生の力量が大事だと言う事に変りはありませんが・・・。
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話の目的というと大げさだが、もし厳しい教室で解けない問題があった場合、生徒は必死で解くという可能性もあるが、解けない事をどうにかしてごまかそうとする、例〜答えを見る、友達に答えだけ聞く〜と、とりあえず理解は置き去りにして答えだけをどうにかしようとする。だから余計に勉強が解らなくなる。
もし教室が楽しい雰囲気ならば、生徒にとっては解らない所を聞き易い、間違いを恐れずにいろいろチャレンジ出来る、先生にとっても生徒がどの部分でつまずいているか把握出来、指導に反映出来る。
また数学などは焦らせたり、恐怖感で緊張させると計算能力が落ちミスが出る事も解っている。
その為にリラックス出来る空間を作る必要がある、それを知らない保護者の方は「どんどん厳しくして問題を解かせて下さい」と言うかもしれないが、それは本当に意欲も能力もある子には通用するが8割以上の子には通用しない。厳しくすればごまかすクセが付き、理解しないまま問題を進めれば定期テストレベルは何とかなっても習熟度テスト、模試・入試、高校入学後の問題についていけないだろう。
時間を掛けてでも内容をしっかり理解する習慣をつけていかないといけない。
さて話を戻して、笑いのセンスが合わないのは仕方ないがそれを厳しい愛の無い突っ込み〜例「教育委員会に訴えますよ!」などと何度も言われると、どうしてもムッとしてしまう。
実際、学習塾は教育委員会と全く関係はないので何を言われようと痛くも痒くもないが、生徒が「教育委員会に訴えますよ!」の様な事を言うのは先生をコントロール下に置こうとして先生を脅しているのと同じである。
学校でもその子はこんな事を言ってるのだろうか?
もしこれを認めると学校の先生は生徒の顔色をうかがって授業をしなくてはいけなくなり、学級崩壊の原因になる事は想像に難くない。生徒の性格や言動が皮肉っぽいだけでそこまで意識して言ってる訳じゃないのかもしれないが、この様な言動でその子は損をしてしまう事になる。
ウチは学校じゃないので別に受け流しても良かったのだが、このままの態度じゃこの子はいかんだろうと注意した。「ウチは塾だから何言われても関係ないよ!嫌なら辞めたら?塾は来たい人が来れば良いんだから。」「学校でもそんな態度だったら、自分の言い分は通るかもしれないけど、それで良いの?」
まぁ実際に辞められたら、月謝収入に響くので困るのですが、変な空気を作る生徒を教室に在籍させておくのも良くないので言うべき事は言いました。
「先生の機嫌が悪くなったら、あなたも損しない?」「理由があって楽しい話をしようとしているのに、それが嫌で突っ込むのなら逆に厳しい指導の方が良いの?」
保護者の方に考えてもらいたいのだが、自分が生徒の立場で先生から面白くないギャグや少し気に触ることを言われたからと言って「教育委員会に訴える!」と面と向って言うだろうか?先生と良好な関係が築けていれば冗談でそのような事を言うかもしれないが、私が1980年代の教育を受けているせいか厳しい口調で先生に言う生徒の気持ちがわからない。
それをも理解して態度も含め指導しなくてはいけないのであろうが・・・塾の守備範囲を超えている部分もあるように思う。
その日は楽しい空気を保つ事に失敗した日だった。しかし一度緊張感の有る空気になった事で生徒と先生で良い教室の雰囲気を作っていく必要が有るとその生徒も解ってくれたと思う。