2013.09.25 Wednesday

テストの点が恥ずかしい?

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     昨日の中学1年生のクラスで内容確認のためテストを行いました。

    解答・解説の後、点数を確認した時にテストを見せたがらない生徒が2名ほどいました。

    別に大きな声で点数を読み上げなさいという訳でもなく、1人1人の席をまわってテストの用紙を見せてもらい他の生徒にはわからないように確認しているのだが、恥ずかしいようで見せてくれない。

    こちらは点数とどの辺りを間違えているのかで個人個人とクラス全体の達成度を確認する為にテストを行なっているので見せてもらわないといけない。

    テストの結果が悪ければ、残ってやり直さなくてはいけない場合も有るのでためらったのかもしれませんが、隠したところで点数は変わりません、なかなか見せてくれないのでそのうち腹が立ってきてしまい、



    『人に見せられないような点で恥ずかしいならば、点が取れるように努力してください』


    と、実際にはもう少し厳しい口調で言いましたが、内容的にはこのような事を言いました。


    テストの点が恥ずかしいのは、自分の努力不足を自分自身がわかっているからなのです。


    もし普段50点しか取れない子が、65点を取れば本人は嬉しいはずです。

    しかし80点取れる子が65点ならば本人は恥ずかしいでしょう。
    それは自分の力が出せてない事・努力不足を自分自身がわかるからです。
    そこに先生に確認されるから等の他人の目は関係無いはずです。

    例えば出来る子は90点を取っても恥ずかしい訳です、他人から見ればOKな点数でも本人は範囲を全部できるように勉強しているので、出来ているはずの問題をミスしていれば言い訳をせずにその結果を受け入れます。

    実は自分が恥ずかしいと思っているから、人から見られて恥ずかしい訳で原因は他人には有りません、自分が満足できるところまで勉強して自分で解決するしか有りません。
    こちらはその為にいろいろとサポートする事は出来ますが最終的に『自信は自分自身でつける』しか方法は有りません。

    ご家庭でもテストの点数を隠したり、テストが有った事すら言わなかったりする事が有ると思います。

    逐一確認する方も嫌な気分になりますが、確認する必要が有ると思います。

    点数を言いたがらないのは点が悪いからではなく、自分がするべき事をしていなかったという事を潜在的には自覚している訳ですから、そこをハッキリ自覚してもらう為にも確認は必要だとは思います。

    ただあまり厳しくしてしまうと生徒は表面だけをつくろって、ごまかすようになりますから注意が必要です。

    そういえば昔こんな生徒がいました・・・

    宿題の解答・解説時に説明のあとで間違った解答を書き直し、正解にしてをつけている子がいました。

    何度か注意しましたが、目を離すとまた書き直してをつけています。

    きっとお母さんが厳しく、塾のワークを毎回確認されるのだと思います。
    1つの目安として定期テストまでにその単元が出来るようになれば良いので、苦手な子は単元の最初の数週は間違いが多くても、気にせずに出来る事からやっていくしか有りませんが、そのお母さんは毎回毎回パーフェクトを目指されていたのでしょう。

    そうなると勉強が苦手な子はいろんな手を使ってごまかしていくしか方法がないのでしょう。

    もし塾で書き直すのを禁止しても他の場所で友人から解答を聞くなどして答えを写してしまう事は容易に想像できます。

    完全に悪循環です。

    怒られるのでわからない問題は理解するより答えを写し出来た事にする理解せずに写すので力がつかないその単元が出来ている事が前提で進む次の単元も当然わからないそしてまた答えを写しその場しのぎをする。

    結局、その子は塾を辞めてしまいました。
    残念ですがその子にとって塾は勉強をする場所ではなく母親に勉強している姿勢を見せる為の場所・ごまかす技術を使う場所でしかなかった訳です。

    それとなくお母さんには授業の様子と現在の学力などをお伝えして時間がかかる事をお伝えしたのですが(成績が上がらない言い訳ではなく、悪い癖がついている事とかなり前の学年からの見直しが必要な為改善に時間がかかる事)上手く伝えられませんでした。
    (ハッキリと答えを写してごまかす癖がついていますとは言えませんので・・・)


    以上の例は極端な例ですがワークでは出来ているのにテストになると点が取れない、というのは程度の差があれこのような事が有ると思います。

    わからなければ教科書で調べてその部分を写す事はいいのですが、そこを理解したり覚えるようにしないとワークではがつくがテストでは当然点が取れません。

    友人のワークを写すのは論外で他人の労力・答えを盗んでいる事と変わり有りません、それでがついたからといって何かいいことがあるのでしょうか?

    友人のワークを写す時に友人がわからない部分を解説してくれれば話は別ですがそこまで余裕のある生徒も少ないと思います。
    他人のワークを写す事はごまかす事と自分に対する自信をなくす事を自ら進んで行なっているようなものです。

    それくらいならば宿題はせずに白紙で来て、怒られるなりして自分でその結果を責任を持って受け止めた方が良いと思います。

    今回の点数が恥ずかしいという生徒も自分の点が恥ずかしいと思っているうちは、勉強を諦めている訳ではないので頑張って自分の満足いく点が取れるようになると思います。

    自分に恥ずかしくないような点を取るように頑張りましょう。



    2013.09.25 Wednesday

    中3の模試の結果

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       8月末に行なった、模試の結果が先週出ました。

      やはり、例年通り英語・数学以外の教科の教室平均偏差値が低く出ています。

      特に今回は国語・理科が悪い結果でした。

      今年の当塾の中学3年生は萩高校志望者が少なく萩商工志望者が多いので教室平均も県平均より低く出ていますが、国語と理科の点の悪さが顕著に現れていました。

      (模試の成績票です〜裏面は志望校判断票になっています)

      当塾では英語・数学を中心に行なっている為、英語数学の問題は何とかなっても模試・入試レベルの理科・社会・国語の問題に生徒が歯が立たないという事を表しています。

      これは毎回書いている事なのですがこれは当塾だけの問題ではなく萩の地域的な問題ではないかと思います。

      これは萩には5教科型の学習塾が少ない事と、学校での問題のレベルと模試のレベルがかけ離れている事そして模試レベルの準備ができていないという事を表しています。

      その谷間を埋めるため昨年度から社会と理科のワークを持ってもらい、英語と数学の授業時に自習的に(英語・数学がメインで解説の時間があまり取れないためです)ワークを進めていますが、やはり模試ではなかなか点が取れないようです。

      もう少し時間を割いて社会と理科の解説と演習に力を入れる必要があるようです。

      さて、萩の中学生は習熟度テストが入試レベルで入試対策として、それ位が出来ていれば問題ないと思っている方も多いと思います。

      (当日の模試の様子です)


      ここで1つの事実を書きたいと思います。

      当塾で行なった模試とほぼ同時期の夏休みの終わりに学校で習熟度テストが有ったと思いますが、50点満点で英語は15点から20点以上(最も凄い子は30点)習熟度テストの方が点が良かったようです。

      個人の点数なのでハッキリ書きませんが模試で10点代だった子が習熟度では30点代~40点代を取っています。
      もちろん模試で30点代だった子も習熟度では40点代を取っていました。

      それだけ山口県入試の模試のレベルは高いのです(しかしこれが高校入試のレベルです)

      逆に言うと習熟度テストで40点代を取っているからといって、高校入試も安心なのか?高校入学後も安心なのか?というとハッキリ言って判断できないとしか言えません。

      習熟度テストが40点代でも模試や高校入試で10点代になる可能性もありますし30点代後半〜42点ぐらい取れることもあります。

      習熟度テストのレベルでは高校入試の問題が解けるかどうかは判断できないのです

      萩地域では模試レベル・入試レベルの問題が出来なくても、合否のボーダーライン上には出来ない子が多いので結局、中学時代の内申点(1〜3年の通知表の積算値)がある程度良ければ合格することがあります。(合格という意味ではおめでたいのですが、実はその後が大変です)

      入試は定員内の順位に入れば合格できる訳ですが、それが高校入学後についていける最低限の実力のラインとは同じではないという事です。

      もし機会があれば萩高校の1年生やその保護者さんに聞いてみて下さい『中学時代と較べて勉強難しいですか?』『定期テストで何点ぐらい取っていますか?』『模試は何点くらいですか?』

      もし中学と同様に点が取れていれば答えてくれるでしょうが、そんな子はごく少数です。

      中学校時代は成績が良かった子が『こんなに難しくなるとは知らなかった!』と多くが答えるはずです。

      保護者の方はお子さんにご兄弟がいたり、ご友人のお子さんの高校生の話を聞いていてある程度知ってらっしゃる方もおられるとは思います。

      しかし生徒さん本人は自分で経験して初めて気が付くものです、そして本人が気付いた時には少し手遅れになっている事が多いものです。(それでも気付いたときから頑張るしか方法は有りません・・・結局本人が気付かないかぎり変化は起きませんから・・・

      そして私は毎年、高校入学後にこのような事態が起こる事を見てきています。
      中3クラスで高校への準備させてはいるものの、『今年は何とか持ちこたえたな』とか『今年は崩れるのが早いな』とか・・・
      もちろん崩れないように努めますが、高校生はもう能力の限界近くの難易度まで来ているので、あとは根気しかないのですが、中学の時に努力しなくても成績が良かったような子は壁にぶつかった時に逆に頑張りがきかないのかなとも思ったりします。

      また高校からの入塾生は中学からの準備が出来ていないので高校の流れに乗るのが大変なようです。

      どれだけ準備していても高校の内容は難しいものですが、出来るかぎり入試対策で難しい問題にあたり克服する経験を持っていた方が良いと思います。

      実は現時点でかなり難しい高校入試レベル問題をいくら解いても、高校の内容はそんなには楽にはなりません、高校では更にレベルも高くなるし入試問題とは内容が違う方向に進むので、それはそれで入試対策と並行して準備していく事も大事です。

      中学3年生で塾に通っていなくても、萩高校に合格できるという子は結構いると思います。
      そういう子は塾に通う必要性というものをあまり感じないと思います。

      高校に入って困らないような準備をする事や、現在だけでなくこの先の勉強の難易度・進度の変化に対応できるようにする為に塾での訓練も必要だと思います。

      もし興味が有れば樂力塾で入試対策と高校入学後を見据えて残り半年を頑張りませんか?





      2013.09.09 Monday

      2013年09月08日のつぶやき

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        22:27
        本日、高校2年生全員数列の漸化式がマスターできました。 終っていた範囲でしたが、解り辛い部分だったようで時間をかけてようやく基本の部分がマスターできました。 3項間の漸化式や模試などに出る発展レベルの問題をこれから出来るように練習が必要です。
        2013.09.07 Saturday

        2013年09月06日のつぶやき

        0
          00:11
          7月の進研模試の結果が出ました! 当塾の高校1年生2年生クラスで各1名ずつ萩高10番以内を達成! ともに数学で60点代で1年生はほぼ70点 2年生は3回連続での10番以内! 数学はちゃんと理解すれば結果は早く出る! 今後は英語を頑張っていきたいところです。

          どうやらツイッターと連携できたようです。
          遅れて投稿されたので同じ内容が重なっています。

          2013.09.06 Friday

          高校生 模試の結果

          1
          こんにちは、このブログはツイッターと連携していてツイッターのつぶやきが転載されるはずなんですけど、上手く行かなかったので今回は内容をコピーして記事にします。


          7月の進研模試の結果が出ました! 当塾の高校1年生2年生クラスで各1名ずつ萩高10番以内を達成! ともに数学で60点代で1年生はほぼ70点 2年生は3回連続での10番以内! 数学はちゃんと理解すれば結果は早く出る! 今後は英語を頑張っていきたいところです。

          〜という内容です。

          萩高生の模試では100点満点で60点取れればほぼ10番以内確定です、筆記模試で難しいものならばもっと低い点でも10番以内に入る事が出来るでしょう。


          大雑把に言って、萩高で10番以内という事は東中で45以内、西中で23以内、他の中学校では1番といえる成績です。


          中学時代にテストで60点をとって東中で5番になるようなテストを想像できますか?
          模試の平均点はおおむね30点代ですが、それも東中で30番くらいだった生徒の点数がこの平均点です。

          定期テストはこれより20点は高く、80点代でクラス1〜2位、平均点は50点代になるのですが、どちらにしても中学時代に成績が良かった子がとる点数ではありません。

          残念な事ですが夏休み前くらいから、萩高1年生の勉強に対する諦めが始まっているようです、毎年の事ですが高いレベルの新生活に適応しきれずに低いレベルに適応してしまったという事です。

          最初の3ケ月が習慣を作るのに大切な時期なのですが、ちょうど入学後4ケ月目に第2回考査が終わり夏休みが始まります。

          そこで緊張の糸が切れて気を抜いてしまったという事でしょう。

          本当は萩高希望者は中3時に入試対策よりもその後の高校の勉強を一部先取りして勉強しておく必要があります。

          もちろん全く新しい事をさせるのは困難なので中2〜3の分野を発展させて高校の内容を一部入れています。

          そうしておくと入学後の半年が少しは楽になります。

          そうして流れに乗れればあとは3年間進むだけです。もし中3時にその対策をしていないと高校の授業が大変です。高校から入塾した子はその辺りでつまずいているのだと思います。

          萩高生は1年生でも7〜8月で2回模試がありました、模試レベルの勉強をしていなかった子には辛かった事でしょう、模試は60点取れば萩高10番以内ですので、高いレベルを目指すのでなければ4050点も取れればOKという考え方もあります。

          半分取れればいいので、テストのどこで得点し、どこを切り捨てるか判断も大事になります。今の萩高生には解けないような問題に時間をかけて消耗するよりは、的確に取れる部分を積み重ね、無理な部分は現段階ですっぱり切り落とす、それでも40〜50点は取れるはずです。

          もちろん4050点でも、平均以上ですので学年150人中5060番以内に入れるはずです。

          そして今回解けなかった(解かなかった)問題のうち比較的簡単なものは次回解けるように解答を確認し復習しておく事で次回の得点を上げていく事も出来ます。

          模試の傾向もある程度決まっていますし、3年生になって必ず受験するセンター試験の傾向も考慮して樂力塾では指導しております。

          問題の傾向やレベルを知って勉強していけば、それ程模試やセンター試験も怖くありません。

          事実、今回の模試10番以内の2人の生徒は高校の定期テストではそこまでの点を取っている訳でもありませんし、中学時代も確かに数学は得意でしたが萩高で10番以内を取る程ではなかったと思っております。

          それは、模試で点が取れるような指導・対策がある程度効果が出たものだと思っております。

          定期テストの点は評定平均に影響し推薦入試には大事ですが、一般入試には模試=センター試験で何点取れるかが大事になってきます。

          その為に高校生は模試で点の取れるように指導していきたいと思っております。

          た良い結果がでましたら発表させてもらおうと思います。


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